『やまとなでしこ』『ハケンの品格』などのドラマの脚本を手掛けた、中園ミホさんという女性作家をご存知でしょうか?
なかなかのべっぴんさんですね!
現代を代表する女性脚本家、中園ミホさんと鈴木亮平さんとの関係、これまで手掛けてきたドラマや2018年の大河についてまとめてみました。
脚本家・中園ミホの手掛けたドラマとは?
本名:中園 美保(なかぞの みほ)
生年月日:1959年7月16日(57歳)
出身地:東京都中野区
2010年度から、母校である日本大学芸術学部で客員教授を務めています。
中園さん、調べてみたら異色の経歴の持ち主でした。
大学卒業後、広告代理店に入社。広告代理店を退職後は、コピーライター、四柱推命の占い師もやられています。
占いの腕前もかなり確かなもののようで、有名な政治家や企業のトップも占ってきたそうです。
その後、偶然知り合った脚本家の田中陽造、桃井章と知り合い、この出会いをきっかけにシナリオライターの道を歩み始めます。
1993年、34歳の時に、未婚のまま長男を出産。
この出産を機に、育児をしながら続けられるのは脚本家しかない、という覚悟を決めたそうです。
文字にすると簡単ですが、未婚のまま長男を出産し、シングルマザーとして育てる決意をすることが、どれだけ女性にとって大きな決断であったか、並々ならぬ覚悟を感じます。
中園ミホさんの代表作のドラマといえば、やはり『やまとなでしこ』(フジテレビ系)ですね!
2000年放送、松嶋菜々子さん主演の月9ドラマ。
松嶋菜々子さん演じる客室乗務員と、彼女に振り回される男性のラブコメです。
そして、『ハケンの品格』(日本テレビ系)
2007年放送、篠原涼子さん演じるエリート派遣の物語。
私、リアルタイムで観てました。篠原さんの上品かつ気の強い女性像がカッコ良かったんです!
エリート派遣の大前春子、時給3000円の設定でした。
派遣で働いたことのある人なら分かると思いますが、派遣で時給3000円は破格です。
このドラマで中園ミホさんは、放送文化基金賞、放送ウーマン賞、橋田壽賀子賞作品賞を受賞しています。
他にも、『スタアの恋』『anego[アネゴ]』『ドクターX~外科医・大門未知子~』NHK連続テレビ小説『花子とアン』なども、中園ミホさん脚本です。
中園さんは、「取材力の中園ミホ」と称されるほど、リサーチが得意な脚本家です。
『ハケンの品格』でも、多くの派遣社員の女性に取材をし、本音を聞き出すことに注力されています。
どのように本音を聞き出すのかというと…ずばり、一緒にお酒を酌み交わすこと!
しかも、その飲食代は中園さんの自腹だったというから驚きです。
中園さんは、上手に飲みにケーションできる人なんですね。
リアルな女性の生活、仕事に寄りそうように、ドラマの中では「強い女」がひとつのキーワードとなって、世の女性たちに支持されるドラマに仕上がっていくのですね。
2018年大河ドラマ『西郷どん』の脚本は、中園ミホ!そして鈴木亮平との関係は?
そして、今注目されているのが、2018年大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』の脚本を手掛けるのは、中園ミホさんということ!
主演は俳優の鈴木亮平さんが内定しています。
そして、原作には林真理子さん。2人の女性が描く隆盛像に、既に期待が高まっています。
林真理子さんも、「大河ドラマは夢!」と語るほど、この大河にかける想いは熱い様子。
実は不倫小説だけでなく、歴史小説もしっかり書いている作家さんなんです。
『西郷どん』の記者会見では、鈴木亮平さん、中園ミホさん、林真理子さんが登場。
中園さんは鈴木亮平さんに、「いつでも脱げるように鍛えておいて」とリクエストしていたことを、林さんが暴露する場面も。
その真意については「アクションシーンもあるから」とのこと。
決して裸体目当てではないそうです(笑)
こんな風に砕けた会話ができるのも、実は中園さんと鈴木亮平さんは、『花子とアン』ですでにタッグを組んでいました。
『花子とアン』の中で、鈴木亮平さんは包容力のある夫を演じています。
中園さんにとって初めての大河の脚本。
それを信頼もあり実力もある鈴木亮平さんが主演されるということで、きっと鈴木亮平さんの新しい俳優像を見せてくれるのではないでしょうか。
中園ミホ、という人生が、脚本を作っている
占い師の経験、未婚でシングルマザー、そして中園さんはご両親も早くに亡くされて、とても波乱万丈な人生を送っています。
その人生経験が、脚本を書く上で血肉となり、世の中の人々に伝わるドラマに仕上がっているんですね。
ちなみに、息子さんは父親となる人に認知はされていないそうです。
それでも、中園さんは未婚でシングルマザーになる道を選択して良かった、と言っています。
息子さんも、今年23歳。一般人のため詳細は分かりませんでしたが、中園さんのようなカッコ良くて強い母親なら、きっと自慢の母親ですね!
ドラマや大河を手がける脚本家・中園ミホさんについてのまとめ
中園ミホさんは、人生の紆余曲折を経て、人気ドラマを連発する凄腕の脚本家、ということが分かりました。
2018年の大河が楽しみです!
その前に、『ハケンの品格』見直してみようかな…。