2016年、ジャニーズ事務所はSMAP解散報道で翻弄され続けた1年となりましたね。
解散発表前の5月には社長は各紙の取材に対し解散を否定、メンバーの説得に当たっていたと言われていました。
その努力も甲斐無く、8月にとうとう解散発表。
誰が悪い彼が悪い、と噂や報道が渦巻く中、社長は誰を責めることもなく応援する姿勢を貫いていました。
そんなジャニー喜多川社長が、SMAP解散後初めて解散について言及しました。
何を語ったのでしょうか?
また今回の解散騒動でジャニーズの派閥とも言える”ジャニーズ事務所家系図”も明るみになりました。
そこから見えてくるジャニーズ事務所の力関係とはいかに!?
SMAP解散についてジャニー喜多川社長が言及したこととは?
2016年12月31日をもって解散したSMAP。
年が明けた2017年ジャニー喜多川社長が解散後初めて取材陣に胸中を明かしました。
ずっと解散を否定してきたことに嘘はなかったが、違う結果になってしまったことはお謝りしたい、としたうえで「みんな元気づいてやってくれると思う」とエールを送りました。
そしてSMAPの頭文字についても『すばらしい・メモリー・ありがとう・パワー』なので終えてもいいんじゃないか、と思う、ともコメント。
さらに独立騒動については「そんなやぼっちいタレントじゃない」としながらも「それぞれの気持ちに任せる。後押し、応援をしていくつもり」と言及して親心を覗かせました。
SMAP解散の発端は飯島マネージャーの解雇問題にありました。
SMAP存続を願うなら飯島マネージャーの件をメンバーが納得いくように収めれば良かったと思うのですが、ジャニー喜多川社長ではどうにもならなかったのでしょうか?
それとも時すでに遅し、だったのでしょうか?
SMAPまでも解散に追い込むジャニーズ事務所の家系図について
ジャニーズ事務所は1962年創業、1975年に法人登記されました。
代表取締役社長はご存知ジャニー喜多川。
副社長に実姉のメリー喜多川、同じく副社長にメリー喜多川の娘である藤島ジュリー景子。
取締役に近藤真彦、顧問に小杉理宇造。
この方は近藤真彦の元ディレクターで、現在山下達郎の事務所であるスマイルカンパニーの代表取締役社長。
山下達郎、竹内まりや夫婦の楽曲がジャニーズでよく使われているのもうなづけます。
ジャニーズ事務所は3つの派閥に分かれていました。
ジャニー喜多川派にはV6、Kinki Kids、タッキー&翼など。
飯島マネージャーにはSMAP、山下智久、キスマイ、Sexy Zoneなど。
そして藤島ジュリー喜多川には嵐、TOKIO、関ジャニ、NEWS、KAT-TUNなどです。
ジュリー副社長と飯島マネの間には対立があったといわれています。
この対立は嵐が売れたことに関係していたようです。
長年ジャニーズのトップとして君臨していたSMAPですが、嵐がSMAPを抜く勢いで売れ始めたことでバランスが崩れたようです。
いつしか別の派閥のメンバーの共演はNGとなりました。
お互いの領域に踏み込まない、というバランスはそれで良かったのですが、それが後継者争いとなるとそうはいきません。
そんな問題が出たのが2015年1月。
文春の取材中、飯島マネを呼び出したメリー副社長はこう言いました。
「対立するならSMAPを連れて今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい」これもちょっとえげつないお話ですよね。
企業とは思えない会社の私物化。ブラック企業といわれても仕方ありません。
ついでに凄すぎるジャニー一族の家系図についても
ジャニー喜多川社長は1931年ロサンゼルスで生まれました。
父は僧侶、兄はNASAで設計に携わる仕事をしていました。
一度日本に送還されますが、第二次世界大戦の大空襲で、終戦後に再び子供達だけでアメリカへ渡ります。
その後姉のメリー喜多川副社長と共に日本へ戻り、米軍で通訳や英語講師として生計を立て、ジャニーズ事務所を設立。
ジャニー社長がタレントの発掘と養成、メリー副社長がマネジメントを担当し会社を大きくしていきました。
このメリー副社長の亡くなったご主人の家系がすごい!
作家であった藤島泰輔、日本銀行監事の長男として生まれ、今上天皇の学友。
さらに祖父は日本郵船専務、母方の祖父は三菱造船参事と絵に描いたような血筋。
さらに母は俳人、高浜虚子のお孫さん。目も眩むような人脈です。
そしてメリー副社長のひとり娘がジュリー副社長。
何としても後を継がせたいのでしょうね。
2015年1月に飯島マネの解雇発言の記事が出て、2016年1月にはSMAP生謝罪放送がありました。
2017年1月には元職員が1億円を不正に着服したとして、解雇されていたと報道。
1月はジャニーズ事務所にとって鬼門なのでしょうか。
またSMAPファンクラブの会費の返金について、1ヶ月330円分の返金という方法にも避難轟々。
迷走している感のあるジャニーズ事務所ですが、ファンあっての事務所ということを忘れないで頂きたいですね。